2009年03月09日

ユーザーが、一番偉い!

photo-66.jpg

いまになって気がついたようだ。ようやくです。
これで企業様々の意識変革のきっかけになれば・・・
これで制作に携わっているものは少しは自覚が持てば・・・

しかし、ゴテゴテだ。
メディアに載せるまでの道程はこんなに長かった。

posted by タツ at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2009年03月02日

薄型&アナログテレビ

M氏と久々に会い、喫茶店で話を盛り上がった。

会話の途中に嘆きながらM氏が聞いて来た
"・・システム系の人たちは働く寿命ってあるのかな〜"と

唐突な質問で"何かあったんですか"と、訊ね返した。

M氏は"知り合いが経営している会社のSNS系サイトの立ち上げに手伝い
2社ほどシステム構築の費用を見積もって、
A社は2万円、B社は7千円でした。(金額は例えです)
因にA社は良く知っている若手中心のシステム会社で、B社は紹介されたところだった"

なるほど、M氏の嘆きは少しは話が分かったような気がした。

"・・・仕事は安いB社に依頼したが、初MTGで分かった事が
30代後半の社長以外に、システム担当者はそこそこの歳でした。
こちらは一抹の不安で、作業開始後彼らなりに必死になってやってもらったが
それでもスケジュール通りに行かず、ろくなテストもできずにリリースした。
が、事後に分かったのは柔軟性が欠けたシステムで、
しかも何年か前に流行った技術をペースに作ったもので、
簡単に拡張はできない!!
・・・さらに予算を追加して、再度A社に調整してもらったよ
結局トータル2.9万円になってしまったね"。苦笑

僕は思わず笑ってしまった。
とうとう"デザイン(見積)コンベ"類いのものは
この密やかの業界にも及んで来たか。

電気屋にいけば、液晶やプラズマと言った薄型テレビはこの時代の象徴
片隅に置かれているのはブラウン管テレビは需要のニーズに応じて残ったもの。
言ってみれば、この二つの柔軟性、拡張性、寿命などの違いは一目瞭然。

つまり、これは"システム系の人たちは働く寿命"云々だけではなく
会社経営者の選択と決断は間違っていた。

posted by タツ at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2009年03月01日

MacBooK Proを購入

photo-65.jpg

ソフトウエアの移行とインストールも完了。
キーボードタッチは快適。そのうち新型トラックパッドもなれるでしょ。
残りはフルで活用の場だ。

さて、近頃のMTGの場に求められているのは"デザインは・・・"の話はめっきり減り
"今時の動きと状況は・・・"から入るシーンが増えた。ような・・・

もちろん、こちらはつねに"今時"とはシンクロナイズをしている訳ではなく
極力デザインを引き出しながら話をすすめるようにしているが
時々は空しくなり、"この瞬間"の彼らの希望とシンクロナイズにせざるを得ない。

昔一時期に釣りにハマり
釣りは魚の習性にあわせた竿の調整
と糸や、釣り針や、餌などを選んでからはじめて釣り場に行ける。
稀に気まぐれな肉食の魚が草食魚の餌に食いかかるが・・・

時々、バーチャルの世界はボタン一つで簡単にリセットできるように
リアルの世界もボタン一つで簡単にできればなぁ〜
と、空想に落ちたり・・・

posted by タツ at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2009年02月26日

Web仕事の罠

photo-64.jpg

かねてから、webの世界におけるデザイナーのポジションと在り方について
困惑と疑問を感じつつ、未解決のまま今日に至った。

いまもそれを解けず、悶々としているが
知ったかの如く"0と1で支えているweb"の基で
webと言う媒体に日々相手をし、
"最新概念"を頭によぎりながら、"最新なデザイン"を・・・。

が、しかし、webにおけるデザインでの表現と
サイトビジョン(ユーザーのためのビジョン)はデザイナーに頼り、
"0と1で支えている"部分の話になると、
デザインより"0と1"のほうが高くなってしまう予算に対し
とったんに露骨な抵抗が抱いているように思える。

小学校生(もっと前の段階かな)では、算数勉強のはじまりは0と1
そこから叩き込んだのはその違いくらいでしかないが
ビジネスの世界では、この違い(技術と表現)によって生じるものは歴然で、
この"0と1"と言うマンモスを相手に
共存としての解決策なき対立では、避けては通れない事実は一つ
次の時代に生き残れないと言う"罠"がある。の筈だ。

うん、やはり疑問は解けない。
この百花繚乱のweb世界に
右脳と左脳の真ん中にデザイナーは腰を据えるべきかな〜

posted by タツ at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2009年02月18日

時代の進化?!

在職中(7,8年前)、同僚のK氏とアディア出しで
クリエイターの表現力を評価システムを作ろうとか、
中に見積作成システムもあり・・の話で盛り上がっていた。

見積作成システムとは
決して今時流行の見積コンペ類いのものではなく、
クリエイターの表現の高さを評価した見積。
結局、あれは夢で終わり、実現したらネットユートピアになったか
さもなければ貧困対策になる。
・・・。

去年か一昨年あたり
知り合いの若手に登録していたフリーデザイナーサイトから
案件の依頼が飛び込んで来た。
内容は→トップページデザイン2案とコーディング5ページで10万円也。

本人は喜んでいる様子だが、僕には違和感を感じていた。
こちらは赤裸裸のネット原始資本主義の原理を基づいた取引。
良く言えば、需要と供給のニーズに相応している。
悪く言えば、時代の進化を便乗した悪商売・・・なのでは?

つい、嫌みは肌で(五感で)感じ取る事はなく、事を進める時代がやって来た。
そのうち、多くのデザイナーは
こんなサイトで墓石を買う事になるでしょね。

posted by タツ at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2009年02月16日

選択

知り合いの会社に若手のフリーデザイナーを紹介した。
月契約ペースでサイトのメンテを請負う。

が、責任の所存とプロ意識が薄くなり、
緩めになって来た。ようなので、困り果てている。

選択は恐らく一つ
不本意とは思いずつ、解約をすすめざるを得ない。

posted by タツ at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2009年02月05日

学習のために

4サイトほどのブログを始めたが
目的のひとつがあげられるのは、それぞれのメリット・デメリットの比較&検証。
それをもって、目的に応じた営業展開・・・

知り合いの会社に、このMovable Typeを推薦し、
現状にいくつものあるサービスサイトをここに集約させ、
管理及びメンテは容易くできるように進めて来た。

去年末から今年はじめにかけて
諸事項はゆっくりとしたスピートではあるが、
ようやくレビューできる段階に来た。

ところで、フタがあけると、
キモになる機能をすべて制作会社にロックされ
"?"を感じ、問い質すと、曰く"自分たちのノウハウのためロックしてある"云々・・・

"ふざけるな。こんなことになるなら、事前に言ってくれれば
事前に決断することがある。
なんにもおタクのノウハウを盗むつもりなんかはなく・・・"

との思いを胸に、これを進めた自分は情けなくなった。
これは今時のビジネス主流な進め方になるのであれば、
実に悲しい。

posted by タツ at 10:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2009年01月26日

2月3日のリリース

photo-62.jpg

を予定してますが、年明け早々急ピッチで進めいた。
しかし、なかなか焦点が定まらず、一歩進んではニ歩下がる
ここに来て完全に止まってしまった。

イライラするのも諦めさせるこの仕事に対する取り込みは
新世紀による新手法の新展開
ある意味では、新しい何かを暗示しているようにも思える。
このままではグローバルの土台に上がる予定もなさそう・・・

表現に携わっている者は
自己満足の世界に浸って、責任感を殺している最中とも知らず

posted by タツ at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2009年01月10日

新年早々

複数の仕事を同時進行中

愛想の良い代理店の子に振り回され
それを応える・・・
まさに"景気の良い地獄に遊んで"いる。

友人から情報収集のメールは流れて来た。
目的は、不況を乗り越える"策"への検討。
しかし、今の時代、というよりいつも繰り返されている時代は
利益のみその時々の時代にクローズアップされ
その"利益"こそ最高に群がるポイントであるように思える。

いつか"利益"より"情け"が再認識される日が・・・
と、思うのは僕だけでしょか?
posted by タツ at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年12月29日

年内の仕事

photo-56.jpg

一年がかりで、ようやく年内リリースした。
感覚的に腑に落ちないし、すっきりもしない。

伝統的な素質を持つ30代で、今風なIT事業を経営する。
そこから生じたのは"無限な悩み"と葛藤。

うん、見苦しい根底に流れている何か・・・
これからやって来る大波に耐えるのみ。

posted by タツ at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年12月27日

今時の仕事

photo-58.jpg

CMSを求められる企業は増えている。
さぁ、困った。CMSの重要性は知っているが、
これはMTGの席で発言を求められると
些かピントが来ない。

誤摩化しようがないので
契約したサーバーに、MovableTypeを2度目もインストールしました。
さぁ、困った。今時のデザイナーでは簡単にできるでしょが
僕にはいまだに悪戦苦闘。です。

さぁ、うまくいってほしいと祈りながら
さぁ、どうなるやら〜

悠々自適は遠ざかってゆく・・・

posted by タツ at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年12月17日

ネットカンパニー

ネットバブルの1999年。
在職中にネットサーフィンで知り合った有志たちと
ネットカンパニーを立ち上げ
以来、約10年間の風風雨雨。

この間、政治と経済の浮き沈みと亡くなったメンバー、去っていたメンバー・・・
いよいよ、今年は最後のMTGをもって閉店することにした。
・・・。
posted by タツ at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年12月09日

急場しのぎ

photo-57.jpg

知り合いの会社は12月10日に
「SaaS World 2008」に出店することになった。

が、事業をそれなりに育てて来たのだが
傍目から見たサイトは"なんとかしないと"
と、思えた状況。

"何とかしよう"と申し出たところ
短時間(約4日間)で奮発し、作り替えた。
今日にリリースした。

因に報酬はゼロです。
posted by タツ at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年12月08日

お出かけ-MTG

12月の某日。晴れた日。
早めに現地につき、喫茶店でコーヒーを飲みながら、窓越しで外を眺める。
いつものパターンですが、MTGの前にはこれで落ち着かせる。

道路(銀中通り)の向側にある"新橋演舞場"の前に、先ほど喫茶店で騒がした
濃い化粧が施された一団のお年寄りが群がっている。

しかし、ここに初めて来たのは
今年の花粉症季節で、マスクをしていたのを思い出し、
その後、30代の"ワンマン社長"のご都合で延ばしに延ばされ
すっかり仕事している感覚が薄れた今頃に・・・
posted by タツ at 12:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年11月26日

センスなき注文

photo-48.jpg

"ありがとうございました。
xxxの色を変えるという指示も
出していたのですが、こちらはxさんのほうで
変えないほうがいいということになったのでしょうか??

デザインの好みもあるかとは思いますが、
指示もありますので、
もし指示通りに直せない場合は、
お送りいただく前に一言いただけると嬉しいかな・・と思います。"

と、この間の仕事に返って来た代理店の若い子からの返事の略。
うん、筋が通ってるし、妙に丁寧。
"送る前に一言"かっ。気になる言葉遣いだ。

が、"指示色"とは(全体のカラートーン無視し)
派手なピンクと蛍光色の緑を使って目立たせたいとのこと。
一瞬幼稚園のお子様と仕事しているのか? の錯覚さえが覚える。

はいはい、"指示色"通りでやれば、確かに目立つ。死体が生き返ったように...
うんうん、しかし、妥協できるセンスの限度に超え、制作者の感性と自覚に傷がつく。
へいへい、"xさんのほうで"変えないほうがいいと判断した。

しかし、改めない"センスなき注文"は、普遍性までを与えたと勘違いしているものは
"win、win"の結果が迎えて来られるだろうか。
まあ、政治家たる議員様のメールでは
一国の総理大臣のこと"...アホタロウ..."と呼ぶくらいの時代ですから
情けない気持ちが少しは収まるが・・・

進んだgoogleの理念を送る(年寄りには理解しにくいかも・・・)
これ以外に確かにもう一つのビジネス哲学がある
"邪魔にならない"。(ビル・ゲイツとは違う)
あぁっ、ストレートビューに文句をつけたものは論外。です。
posted by タツ at 08:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年11月21日

場外乱入

photo-47.jpg

飲みの席で、"今時の代理店とクライアントの若者が・・・"
のハナシで始まる時がある。(世代間の睨み合いに聞こえる。)

"が、ハイテックは苦手でも、業界における"経験からの先読み"が
すべて死んだ訳ではない。
"先読み"から得られたのは"切り替えの速さ"と"焦り対策"の余裕だったりする。
なんせ、生身の人間対人間であるかぎり、"睨み合い"が避けては通れないし
美味しいアルコールにも申し訳ない・・・"
のように"自虐的な"ハナシで結論付けして
大体の場合は気持ちが収まる。

時々"今時の代理店とクライアントの若者が"に出会えると、
立場的に"聞く耳"さえ持てば良いと、自覚の上だが
ハナシを聞いて行くうちに、笑いを堪え
"遊んでやろう"と決め込んで対応せざる得ない心構えへとシフト。

結果、いい気分になれない。
うん、高価のワインに安いお酢で割ったような・・・
posted by タツ at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年11月03日

息抜きに...

photo-34.jpg
スクリーンセーバー・画面イメージ

暇を玩んで、久々Flashをさわって、スクリーンセーバーつくってみた。
"あれっ!?"の場面は多かった〜

・Screen saver(Flash版/時計・カレンダー機能付き)
・Mac用(OSX10.4.x以上)
■Wide screen:1680x1050pix >>Download
■Standard screen:1280x1024pix >>Download

時間のある時に少しは改善していくつもりだが・・・
posted by タツ at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年10月21日

仕事の結果--成功&失敗?

photo-32-1.jpg

この記事の続き...?
まるで、暴露或は愚痴のように受け捉えたら不本意。笑
いままでのデザイナー稼業に出くわした"典型的な"話のいくつを書き留め
善し悪しとせず、"あっ!"と誘えれば...

ケース1: 某インターネットプロバイダ大手(2002年頃)
所属していた会社のHPを見て、HPデザインコンペに"参加しないか"と
お声をいただき、コンペの期限に提出し、結果は参加した数社中のトップに選ばれた。
"良かった。良かった"と喜んたつかぬ間
"実は、他社の見積もりは大分安くなっているので、安くして貰えったら..."
と、クライアントのご要望が飛び込んだ。
交渉の末、互いに納得できる金額に折り合えず、がっかりさせる結果に終わった。

と、忘れかけた一ヶ月位立った頃に
再びあのインターネットプロバイダ大手の担当者から連絡が入った
"やっぱり御社の提案とデザインでいきたい。見積もりもそのままで..."

"おやぁ?"と困惑しながら"戻って来る話"の真意を確かめたところ
"この一ヶ月間に見積もりの安いところに仕事を依頼していましたが
上がって来たものは..."。落胆したような語りだった。

ケース2: 某法人向け通信プロバイダ大手(2005年頃) 
長きわたって付き合って来たこの会社。
窓口の担当者と社内SEサイド一堂に
顧客向けのサポートツールの開発話を聞き、デザインとコーティングを受けた
見積もりを提出し、緊急に緊急がつく案件なので、作業に突入した。

拡張ができるようにと、コーティングにチカラをいれ
一週間後の第一次納品の場での説明では、SEサイドに"感激の涙"
後は少しの調整が残ったものの
"よしよし、これで..."。胸を撫で下ろした
の矢先に、"コーティング部分の見積もりは高い、前に(3年前)作ってくれたコーティングルールの金額に基づいたものにして..."云々の連絡が入った。

何で今頃と思いながら
"今回のコーティングは..."と弁解し、さらに"コーティング技術も進化した..."と説明した
あげく、嫌々見積もり金額通りで同意した。
が、仕事もこれで最期に迎えた。

ケース3: 某公営競技大手(2008年頃) ※金額は例えになります。
営業サイトから持ち込んだ話では"15万円ほどの予算で新規サイトの立ち上げ..."
しかも、デザインコンペ!!
うんな馬鹿な〜! できるところもあるだろう、代わりに探してやれ。
と言うのは話を聞き、こゝろの底に起きた反応。

まあ、とりあえずコンペへの参加資料・見積もりを作成→提出した
もちろん"15万円ほど..."のものではなかった。

まあ、いつものように、2社ほどが残った。と通知して来た。
その内訳は"ライバル他社"は企画デザインは通らず、見積もり(50)は安かった。
我々のものは"すばらしいが、見積もり(90)は高い!"。

さあ、困った。「デザインコンペ」と名をうたったものを
「見積もりコンペ」へと変ったっ。否応無し実感した瞬間。

話し合いの結果は"ページ数を増えない、修正は1回限り"条件にし
数字は80から49に改め、作業に挑んだ。(修正は数回もあった。笑)

こんな企業様のケース: 某ネットコンテンツ提供企業(2001年頃)
オリエンの席でこちらから質問したところ
"カネを出すから、言われた通りでやれ!!!"と企業担当者様の言葉が返って来た。
"カネはいらないから、この案件を拒否する"とこちらは席を立った。
...。
---------------------------------------------------------------------------------------------
いずれのケースは"特別なもの"だと認識し
乗り越えられるのは"知恵"とも言われている。
うん〜、なんとなく"同梱され、追い詰められた運命共同体"だと感じずには入られない。
posted by タツ at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年10月18日

デザイナーの仕事--守る術

photo-30.jpg

動物を観察すると、基本的な: 食す、防衛、繁殖行為は
本能に基づいて、生存を示している。

デザインの仕事を少し長く携わるといろいろと見えてくるものがある。
よって、おのずと対処法が生まれる。
まあ、ずる賢くなったと言ったほうがいいかもしれません。笑

デザイナー稼業と無関係のものは最近になって
随分神経を逆なでに感じたりする。例えば"情報"に対するとらえ方。
(くどいキーワード??)
かつては、デザイナー向けの本や雑誌とか情報源として眺めれば充分。
の時代がいつの間にか通用しなくなり
趣味でもないし、煩わしいし、一見デザイナーと無関係・意味ない"情報"
も知らず内に仕事のフィールドに飛び込み、関わらざる得なくなった。

しかし、逃れられない現実だ。
いかにして情報の真ん中に置かれた"我"を見失わずにいられる。
個人的には"動物的本能"のフル活用で、
麻痺することがなく可能の限り360°見渡せるようにし、
"余計な"情報も排除せず、持って表現・主張することで
我が身を守る術にしている。
posted by タツ at 07:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋

2008年10月16日

デザイナーの仕事--疑問

photo-28.jpg

一時期、「主婦でもできるインターネット」
のようなタイトルで展開した諸説や著書がはやり、そして広まった。
確かに、進化に伴う需要を満たさねば...。

困ったことに、一部の企業の担当者様々もこの説に感化し、
主婦もできるもんな〜、それほど複雑な...
の思いをインプットされたままにミーティングに臨み、
時々のご要望は上記の感覚を滲ませながら
曰く: 低コストパフォーマンスで得られる高いクオリティを....と。

主旨はつまり、
クオリティはデザイナー(プロ)に任せ、
コストパフォーマンスは主婦感覚から刈り取れ。


裏返せば、知らない"現世の世の中"の状況をうまく隠せ、
暫く、これで無事にサラリーをもらえる。

"立場上"に、大概の場合は議論するのも、返す言葉も見つからない!!
これでは"ポジティブで、積極的..."を唱えながら地獄に落ちるようなもので
まして、"最高クオリティ"云々は空しく聞こえる。

(デザイン)制作。業種的な特長には企業の動きに左右されやすい面もある。
が、そもそもそれは"昔"ーーユーザーは企業様々の言われるがままの時代の定義。
ではないでしょか?
進化してきた今の現実では、ユーザーがあっての企業へと変貌したように思える。

そこで疑問。
企業側は"主婦感覚のコストパフォーマンス"のご要望で、
ーーユーザーの目を欺く=自殺ーーのようなものではないでしょか?
制作側に"主婦感覚のコストパフォーマンス"を要求されては、
果たして"ご要望"に答えるのかね。
------------------------------------------------------------------------------------------------
この間、HP制作を納品した某企業の社内担当者から
HPの社内メンテナンスについて、"どうやって更新するの?"と電話で質問され、
確かめるために"ご利用になるソフトウエアは?"と聞き返した。
すると"ホームページビルダーです"!!! の返事を頂戴した。
"そっか、それではプロ仕様のソフトウエアに買い替える必要があります"
と薦めたところ
"そう言う予算はないよ。...。"。感情を押さえるのは必死だった。

知るものかっ。どこまで背負わせるつもりなのかね。


※すべての企業ではありません。悪しからず。
※因に、ここは主婦たちを攻撃するつもりはまったくありません。
※写真は無関係です。
posted by タツ at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の部屋